中国の春秋戦国時代、殷･周王朝の本,歴史小説,歴史書,関連書籍の紹介,評価,安売り価格

怒涛の迫力！　評価：

東周英雄伝でも登場した始皇帝の物語である。
東周英雄伝では子供時代が取り上げられていたが、ここでは、もう秦王となり天下統一をめざす青年になっている。
始皇帝と彼を取り巻く人物との関係として話が進んでいく。
この１巻では韓非と李牧の二人が扱われている。
なかでも、趙の名将と謳われる李牧は、かっこよく描かれている。
主人公である始皇帝以外の人物たちが魅力的に登場するので、歴史的背景などに熟知していなくとも楽しめる作品だと思う。
早く続編を出して欲しいところです。

中国歴史劇画の名作　評価：

　すでに秦の王となった始皇帝を軸に「韓非」と「李牧」の二人を描いている。
始皇帝にその才を高く評価されながら悲劇的な運命を辿った韓非と、始皇帝最大の敵と言われた李牧。
どちらも魅力的に描かれているし、ストーリーの運び方も巧みだ。
　ただ、「東周英雄伝」の頃と比較するとややデフォルメの強さが気にならないでもない。
それが効果的に活かされている場面も少なくないのだが、少し人の表情が大袈裟過ぎるように感じる部分もあった。
　だが、いずれにしても名作には違いない。
一巻と銘打っているにも関わらず続編が出ていないのが残念だ。

圧倒的な表現力　評価：

タイトルからして、穏やかではない。
「刺客列伝」――現代風にいうなら「テロリスト群像」である。
その名のとおり、「史記」の「刺客列伝」に材をとっている。
しかし、原作の簡明な記述からこれだけヴィヴィットな映像を引きずりだすイマジネーションや善し。
基本的な画力の高さ、ということももちろんだが、キャラクターの表情一カットのみで、心情、過去、思想、生き様までをあますことなく表現してしまう総合的なスキルの高さよ！日本のマンガともアメリカのコミックともヨーロッパのＢＤとも違った進化を遂げた、「絵物語」の最先端の成果がここにある。

刺客の覚悟　評価：

台湾の天才劇画家であり、イラストレーターでもある鄭問氏の出世作とも言える「刺客列伝」史記の「刺客列伝」に題材を得た名作である。
刺客と言うとプロの殺し屋と言うようなイメージが連想されるかも知れないが、ここに描かれる人物たちは国の存亡を賭け、あるいは忠義のために命を投げ出した烈士たちである。
その悲愴な覚悟、壮絶の生きざまが氏の筆によって活写せれている。
オールカラーであり、その上、氏の最初期の短編二編「最後の決闘」「剣仙伝奇」が収録せれている事もファンには嬉しい。

歴史が苦手でも楽しめる　評価：

中国、春秋戦国時代を舞台にした歴史劇画の短編集「東周英雄伝」も　　　　いよいよ第三巻。
この巻でも独特の画風と魅力的な人物描写が冴え渡っている。
屈原や墨子など後世に名を残す偉人たちの物語も良いが、あまり有名とは言い難い人物のエピソードも時に哀しく、また、時には爽快で良い。
歴史に詳しくない人にも読んで欲しい一冊だ。

日本人に無い　大陸的思想　評価：

中国に関する書籍は多く見られるが、そのスケールの乏しさにもの足りなさを感じる。
殆どが　家康・信長・秀吉のどれかに当てはめてしまいがちである。
島国が、大陸を描くのには限界を感じられてしまう。
しかしこの本は絵の表現方法・大陸的思想はもちろんながら　孫武のように国中を冒険したくなる本です。

シナ文明が輩出した偉人を知る好著　評価：

ＰＳ２の歴史シミュレーションのキャラクターデザインも担当した台湾の漫画家・鄭問（チェンウェン）氏の本です。
この巻は、私の私淑する『孫武』のことが描かれています。
イケメンだったのが嬉しかったです。
また、この巻で特に感銘したのが重耳に仕えた『介子推（かいしすい）』の話しです。
宮城谷昌光さんの『介子推』も読みたくなりました。
やはり春秋戦国時代というのは凄い。
ここら辺から三国志の時代までがシナ文明の頂点ですね。
学ぶべきところ、偉大な人物がキラ星の如くです。
心打たれます。
好き嫌いはあるでしょうが、鄭問さんの漫画は一読の価値がありますよ。

古代シナを彩る魅力溢るる英雄たちに心奪われます　評価：

ＰＳ２の歴史シミュレーションのキャラクターデザインも担当した台湾の漫画家・鄭問（チェンウェン）氏の本です。
この巻は、私の私淑する『孫武』のことが描かれています。
イケメンだったのが嬉しかったです。
また、この巻で特に感銘したのが重耳に仕えた『介子推（かいしすい）』の話しです。
宮城谷昌光さんの『介子推』も読みたくなりました。
好き嫌いはあるでしょうが、鄭問さんの漫画は一読の価値がありますよ。
なんてったって、あの蒼天航路の作者で有名な王欣太先生もべた褒めの御仁です。
「人間に対する深くやさしいまなざしと洗練された画法に対する、驚嘆と羨望のため息だ（王欣太）」と、ここまでの賛辞を与えているのです。

美しい造形の中に人間の切なさと意地を見た　評価：

美しい水墨画のような画面に、春秋戦国時代の人間の情念と意地が燃え上がる様が、 描き出されています。
人間の壮絶な生きざまが胸に刺さります。
懸命に生き、そして己の意地を貫きとおした人々の生きざま。
時に強く、ときに弱く、時に醜く、時に高潔に。
それら一つ一つの異なった色の情念をつむぎあげて おりだされた美しい反物のような作品です。
読んでよかったです。

まるでオペラかミュージカルを見ているようだ！　評価：

中国の春秋戦国時代の英雄達の活躍がまるでオペラかミュージカルを見ているかのように闊達に描写され漫画に一つの表現手法を提示していると思います。
またこの時代は日本の戦国時代のように非常に魅力ある「英雄」達が登場した時代でもあり、本書に登場する人物達も多士済々で非常に魅力があります。
中国史の入門書として、中学生・高校生にもぜひ勧めたい。

発売元のレビュー

気性の激しさと、恨みと不信の子供時代が、天下を呑み干す基盤となった“秦の始皇帝”。
天女のような並はずれた美しさゆえに、犠牲の人生を強いられ、翻弄された“西施（せいし）”。
門番の老人にも教えを請い、隣国の人望をも集め、天下に比類なしとまで名を轟かせた“無忌（むき）”。
…才覚でのしあがり、世を動かした者。
才能をうとまれ、せめぎあう策略に利用された者。
中国の春秋戦国時代に、燃焼するように生きた英雄達が、今、蘇る！ 1-3巻セット。
大判コミック。

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気性の激しさと、恨みと不信の子供時代が、天下を呑み干す基盤となった“秦の始皇帝”。
天女のような並はずれた美しさゆえに、犠牲の人生を強いられ、翻弄された“西施（せいし）”。
門番の老人にも教えを請い、隣国の人望をも集め、天下に比類なしとまで名を轟かせた“無忌（むき）”。
…才覚でのしあがり、世を動かした者。
才能をうとまれ、せめぎあう策略に利用された者。
中国の春秋戦国時代に、燃焼するように生きた英雄達が、今、蘇る！

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東周英雄伝 (文庫版) 全3巻完結セット【コミックセット】 　　です。