戦国時代の足軽、雑兵、農民、商人の本,歴史小説,歴史書,関連書籍の紹介,評価,安売り価格

戦国時代は文字通り「戦」の時代だった　評価：

私は普段は平安時代などが好きで、その時代の本はよく読んでいます。
平安時代は「平安」とはいえど、けっこう殺伐としていて、 貴族間の上下関係はとても険しく、 庶民に至っては物の道理が通らぬ苦しい時代だった事を知ってました。
一方、戦国時代の方の私の認識は、戦国武将を扱った小説を少々読んだ程度。
そういえば実録はあまり知らないなぁ…と思ってこの本に手を出した次第です。
私の戦国時代へのイメージがいかに甘かったか思い知らされました。
ご先祖様の苦労を想像して、冷や冷やしながら読みました。
略奪、人身売買、皆殺し等々。
バテレンによって外国へ奴隷として売り渡された日本人を思うと辛くて仕方有りません。

豊臣秀吉の記述が面白かった　評価：

準管区長コエリョと豊臣秀吉の奴隷売買に関するやり取りが 非常に興味深かったです。
個人的には豊臣秀吉は狡猾で、利益のためには多少の事には 目をつぶる性格のような印象があったのですが、 日本人奴隷売買に激昂して貿易に制限をかけようとした 豊臣秀吉の姿勢を見て、豊臣秀吉のイメージが一新されました。