エリザベス女王の本,歴史小説,歴史書,関連書籍の紹介,評価,安売り価格

内容（「BOOK」データベースより）　

5世紀以降、ケルト人を駆逐しアングロ・サクソン人が定住したブリテン島。
11世紀、大陸のノルマン人が征服するが、常にフランス領土を求め戦争を繰り返した。
その間、島内では諸侯が伸張。
13世紀にはマグナ・カルタを王が認め、議会の原型が成立する。
その後も百年戦争の敗北、教皇からの破門と、王の権威低下が続いた。
上巻は、大陸に固執する王たちを中心に、16世紀半ばイングランドにエリザベス1世が君臨するまでを描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)　

君塚/直隆 1967年東京都生まれ。
立教大学文学部史学科卒業。
英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学。
上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。
博士(史学)。
東京大学客員助教授、神奈川県立外語短期大学教授などを経て、関東学院大学国際文化学部教授。
専攻はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

簡単に読めるイギリス史　評価：

最もコンパクトに読めるイギリス史。
非常によくまとまっている。
イギリス史をほぼ概観でき、お金と時間がない人は重宝するだろう。
ただ、イギリス史を読むといつもそうなのだが、ヘンリ8世の所で違和感を感じる。
この本では残虐とまでは言っていないが「放埒、無茶苦茶」とやはり批判的である。
「結婚6回、妻を2人殺害」というと、すごく異常な人物に思えるが、当時は王室＝国家であり、男子を得ることは至上の命題だった。
この本ではヘンリ8世の「個人的事情」とあるが、王室に男子を得ることは個人的事情ではあるまい。
現代でこそイギリスといえば女王だが、ヘンリ8世以前に女王はなく、女子の跡継ぎは不安だったのだろう。

とりあえず最初に読むのに適した本　評価：

帯に「ロンドン五輪に沸く英国を、もう一度おさらいしておく本！」にある通りの本だが、簡便にイギリス史を概観するのによい本。
2-3頁からなる項目の立て方、各セクションはじめの年表、キーワードはゴシック体にするなど、読みやすさを留意した本作りが良い。

ミステリの女王らしく・・　評価：

アガサのエッセイや写真もすばらしく、また料理のレシピも詳しく とてもためになった本でした。
料理本というより、写真集としての価値もありますよ。

フランス人の書いたｲｷﾞﾘｽ料理　評価：

きれいな写真を眺めているだけで楽しい本ですが、料理書としてみると日本では手に入りにくい材料が使われていたり（鶏のバターとか七面鳥のささみ！とか）、翻訳の問題か説明がわかりにくい部分もあり、日本語版は、プロのシェフに監修してもらったほうが良かったと思います。
ヨークシャープディングは、今まで見た料理本とイメージが違うのでびっくりしました。
クリスティーのプライベートな写真が色々入っていて、面白かったです。
　しかしなぜフランス人がイギリス料理の本を出したのか、著者の略歴とかが何も書いてないのでわかりません。

メイド イン Japan！！　評価：

ダイアナ妃の本3冊目はこちら。
初の 「 日本製 」(朝日新聞社出版1997年)適度な大きさの薄型本ですが、別レビュー「Diana」で書いたような物足りなさはありません。
薄い本なので写真点数などそれほど多くはありませんが、日本製の追悼写真集とゆう意味では良い作りだと思います。
驚いた点は『製本の仕上がり』です。
写真集をそれなりに持っている私ですがそのほとんどが洋書。
洋書は物によっては紙の質や本の作りなど？と思う物があるので、用紙の質の良さや綺麗な製本の仕上がり具合いに感動しました。
表紙開くと1番始め、裏表紙の前にもある用紙に上質な紙が使用してあり、ダイアナ妃に敬意を示しているようで 思わず“ オオッ！！ ” と唸ってしまいました。