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日清・日露の歴史的意義を説き明かした書籍の決定版。　評価：

日清・日露の両戦争は、単に二国間の優劣を決した戦いであったに留まらず、前者が東アジア全体にもたらし、後者が世界全体にもたらした歴史的影響には計り知れないものがあった。
本書は、豊富な文献をもとに、両戦争を詳細に叙述するとともに、これらの戦争の及ぼした影響を仔細に検証した本であり、今後、両戦争を語る上での必読の書となるであろう。
全篇、参考文献からの引用を多用し、それらに客観的な事実を語らせるという手法が取られているが、どの引用も著者の確乎たる歴史観に照射され、紛れもない著者自身の言葉へと昇華されている。
日本が軍事力の強化を決意する契機となった1886年の「長崎事件」への言及がない点はやや残念であり、日本海海戦に関する記述は渡部昇一氏の『日本の歴史』の方が詳細であるが、無論、いずれも些細なことであり、これらのことが本書の価値を著しく下げるというほどのことはない。

内容紹介　

日清戦争から120年、日露戦争から110年── 500年続いた白人中心の世界を叩きつぶし、 アジア解放の礎を築いた日清・日露大戦争。
従来の「日本史」の理解では見えてこない、 この戦争の「真実」を、新たな視点で検証する！ 欧米列強の植民地支配はなぜ始まったのか？ 帝国主義はなぜ生まれてきたのか？ 日本はなぜ東アジア最強の清国と戦わなければならなかったのか？ 日本はなぜ世界屈指の軍事大国ロシアと戦わなければならなかったのか？ 世界は日清･日露戦争をどのように見ているのか？ ──こうした疑問に、すべて答えます！

内容（「BOOK」データベースより）　

500年続いた白人中心の世界を叩きつぶし、アジア解放の礎を築いた日清・日露大戦争。
従来の「日本史」の理解では見えてこない、この戦争の「真実」を、新たな視点で検証する!

まさしく、付録の金字塔！　でもヤマト糊じゃできないね…。　評価：

今頃になってしまったが、昨年末から始め、あまりの面白さに子どものころに戻ったように熱中してしまった。
しかし、難しい！大砲の砲身も紙だから、じっくりと丸めて成形する。
厚紙の裏を少し剥がして、薄くして丸めやすくする、と解説がついている。
なるほど！本来の部品179点に加え、マスト用の木材や糸、裏打ち用の厚紙など復刻に際して追加した部品も加えると、200点余になる。

発売元のレビュー

この雑誌について模型製作のための技術と知識の情報誌特集 日本海軍戦艦 三笠・日本海海戦 東郷ターンの図・日本海軍戦艦 三笠 日本海海戦時 ハセガワ1/350・日本海軍戦艦 三笠 1902年竣工時 ハセガワ1/350改造・戦艦三笠内部構造大解剖 ハセガワ1/350・連合艦隊司令長官 東郷平八郎 ハセガワ54mm・ディテール・フォト・アルバム記念艦みかさ・三笠公園/記念艦みかさシールズモデル1/700改造・栄光の戦艦三笠の100年・特別対談 明治期に見る日本海軍の軌跡特別記事 AFVモデルダイジェスト ドイツ8.8cmFlak18/36・8.8cmFlak36クルー ドラゴン1/35・8.8cm対空砲Flak18 AFVクラブ 1/35・ディテール・フォト・アルバム ドイツ8.8cmFlak37連載・イラストで見る零戦大図鑑・連合艦隊編成講座 仮装巡洋鑑「信濃丸」シールズモデル 1/700・モデリング JASDF アカデミー1/48V-107Aバートル・飛行機と模型にまつわるエトセトラ・ドイツ軽戦車モデルフィーベル ブロンコ1/35オチキスH38/39・北澤志郎の43ガレージ・プラス プロバンスオートモビルズ1/43ニッサンピックアップ・1/72大戦機総ざらい モノクローム ワイバーンS4・ウエスランドワイバーンS.4精密5面図・ウエスランドワイバーン実機写真集ニューキット・レビュー ・ホーカー・ハンターF.Mk.6　ドイツレベル1/72・エアコDH-2　エデュアル1/48・ニスモR34GT-R Z チェーン、タミヤ1/24

発売元のレビュー

この雑誌について模型製作のための技術と知識の情報誌掲載内容特集　日本陸軍四式戦闘機疾風●四式戦闘機疾風　飛行第47戦隊　ハセガワ　1/32●日本陸軍四式戦闘機疾風　尾翼マーキング集●四式戦闘機疾風　飛行第51戦隊　ハセガワ　1/32●四式戦闘機疾風　第10練成飛行隊　ハセガワ　1/32●イラスト版　作ってみたいハチヨンファイル●1/32　ハセガワデラックスシリーズラインナップ特別記事●1/200日本海軍大和　ニチモ　1/200●陸上自衛隊　軽装甲機動車イラク派遣仕様　タミヤ1/35●タミヤ　フィリピン工場潜入レポート連載●ディティールフォトアルバム　四式戦闘機疾風●飛行機と模型にまつわるエトセトラ●連合艦隊編成講座　日本海軍巡洋艦「大淀」フジミ1/700●モデリングJASDF 三菱F-1支援戦闘機　ハセガワ　1/48●シルバーライン1/43　BARホンダ006●軽戦車モデルフィーベル　オチキスH29 28/32cm重六ケットランチヤー40型装備型　ピットロード　1/35ニューキットレビュー●P-40Eウォーホーク　ハセガワ1/48●メッサーシュミットBf109F-2 & f-4 ファインモールド1/72　●ザナヴィ　ニスモZ　タミヤ1/24●アメリカ海軍　戦艦ニュージャージー　タミヤ1/700●Sd.Kfz.181 Ⅵ号戦車　ドラゴン1/35

知的に血沸き肉躍る。圧倒的に面白い　評価：

詳細な内容評価、書評についてはおそらく専門家の先生方が熟読された後きちんと紹介されるだろうから、素人からの「書評」は差し控える。
一見しての印象は、島田謹二の「ロシアにおける広瀬武夫」「アメリカにおける秋山真之」だった。
もちろん内容は専門的な戦史書であり、比較すべき書は谷寿夫の「機密日露戦史」となるが、ここまでこなれた文章表現をされると、これから先、だれも谷寿夫を手に取らなくなるかもしれない。
いま注目すべき胎動が歴史の世界から生まれつつある。
ひとつは、今刊行中の中国研究者・岡田英弘さんの全集。
地味だが着実に日本人の対中観や歴史観を底上げしている。

目で見える世界史　評価：

私は著者の講義を大学受験時に受けましたが、その当時から言っていることや話していることがどんどん頭に入ってきてしかも忘れないということを経験しました。
もともと、私は歴史は得意なほうではあったが「この出来事ってなんで発生したのだろう？」と疑問に思うことそれ自体が、中学高校の歴史の授業では邪魔なことのように思われました。
中学高校の授業はバラバラの言葉を文字として頭に記憶させないといけなかったので、苦痛でした。
私ですら苦痛なので、苦手でしょうがないという人の苦痛は想像に絶するものがあります。
だが、著者はマクロな視点からその出来事がどのような影響を受けて発生したのかを「字で覚えようとするからダメなんだ！！」と地図をもとに説明し、細かい混乱する似た言葉は語源から説明し、理解してゆけるので一回聞いたら忘れたくても忘れない状況になりました。

これはすごい本だ　評価：

日露戦争ものは何冊も読んでいるが、資金調達の面からこれほど詳細に調査した本はないと思う。
仕事柄、金融関係の仕事に携わっている関係から、歴史ものの経済・金融面からの考察が欠落していることに嫌気が差していた。
日本の歴史書は、政治、法制度や歴史上の人物の個人的な魅力、能力などに焦点を当てるきらいがあり経済的な話になると唯物史観というイデオロギーが先行し面白くない。

真の坂の上の雲はここにある　評価：

新潮選書でかくも分厚い本を見た記憶がない。
しかし、いたずらに大部なだけでなく、実に読み応えのある一冊だと思う。
昨年までNHKで3年にわたり放映されたドラマ「坂の上の雲」は多くの方がご覧になったことだろう。
本書の主人公である高橋是清もドラマに登場(西田敏行演じる)していたが、小村寿太郎(竹中直人)含め必ずしも十分には描かれていなかったように思う。

日本人が一体何者なのかを考えさせる本である　評価：

ロシアの膨大な資料を原典にあたりながら、明治維新直後から日露戦争に至る日朝露の関係を丹念に追い、日露戦争が何故起きたのかを解き明かす。
散逸したとはいえ、100年以上前の、しかも革命前の外交資料や政治家・外交官の日記などが残されており、それらがフルに活用されている。
ロシア史・朝鮮史を専門とする著者以外にはなし得なかった労作である。
上巻では、明治維新前後から開戦1年前の1902年までを丹念に追う。
日露戦争に至る日本とロシアの政治的・社会的背景が詳しく説明される。
日本では、一部のナショナリストの陰謀（朝鮮に対する侵略）を権力者が利用し、また新聞が煽り立てて、大衆を反露開戦の巨大な流れに巻き込んでいく。

戦争がなぜ起こるのかを考える参考書　評価：

日本・ロシア両国が開戦までにどのように外交交渉を重ね、なぜそれがうまく行かなかったのかを、両国の外交文書、外交官の日記や書簡など豊富な史料をもとに検証している。
読み進むと、両国とも帝国として強い力を持った皇帝、天皇が支配をする国であるが、それを支えるシステムの差が浮き上がってくる。
日本の方が組織としての判断をしているのに対し、ロシアは皇帝が強い力を行使しているが、皇帝の気持ちやお気に入りの大臣らの考えに判断が左右されてしまっている。
こうした事からロシアの極東政策には一貫性がなく、日本との戦争は避けられず、敗北の原因を自らが作ってしまった感がある。

装甲と火薬の解説に疑念があります　評価：

＜目次＞４序章Introduction８年表Chronology10設計と開発Design and Development22戦略的状況The Strategic Situation27技術的要目Technical Specification34戦闘員The Combatants41戦闘Combat72統計と分析Statistics and Analysis75統括Conclusions78関連図書などFurther Reading＜書評＞本書は、1905年5月27日に生起し日露戦争の帰趨を決した日本海海戦を、日露両国の双方の艦隊を分析することで、当時の戦況をより深く知るスタイルを採った戦史研究書です。
解説の一部に著書の誤解と思われる部分や疑問点がありますので、ご紹介します。
21P、日本海軍の「富士」型戦艦に採用された装甲がハーヴェイ・ニッケル鋼としていますが、「海軍装甲技術史」に拠れば、「富士」級戦艦に採用される予定だった装甲は当初は複合装甲で、それをハーヴェイ鋼に変更したとあります。

中途半端に習っている日本史　評価：

中学、高校では、中途半端な日本史しか習っていない。
日清、日露戦争の動向は、形式的なことしか知らない。
本書では、学校でならうことがなかった部分にも切り込んでいく準備ができる。

国際関係を踏まえ、多様な可能性に配慮した歴史叙述　評価：

　本書は1948年生まれの日本近代史研究者が2007年に刊行した本であり、1890年の帝国議会開会から1910年の韓国併合までを扱う。
帝国議会は藩閥政治家と民党との対抗の場であったが、前者も後者も一枚岩ではなく、予算案や条約改正をめぐって合従連衡を繰り返していた。
政府の苦境を救ったのが日清戦争である。
近代化をめぐる朝鮮の苦闘が甲午農民戦争を引き起こすと、日本は大兵を派遣し、全州和約や清の戦争回避の努力にもかかわらず朝鮮の内政改革を要求し、朝鮮王宮占領によって日清戦争を開始した。
日本軍の軍人や軍夫は気候や病気に悩まされながらも清に勝利し、朝鮮の「独立」と台湾割譲を勝ち取り、台湾征服戦争を遂行する（この頃に朝鮮王妃も殺害）。

発売元のレビュー

★レンタルアップ品ではありませんので安心してご購入頂けます。

日露戦争の実態が良く判る良書　評価：

ガルシア大佐の対馬沖海戦の観戦武官としての報告記録の詳細さ、格調の高さ、そして判り易さにはほとほと感心して読みました。
これだけの名著はそれほど世にないでしょう。

特徴説明

海の史劇 (新潮文庫) [文庫] [May 27, 1981] 昭, 吉村