日本　戦艦の本、関連書籍、戦記、軍記、歴史小説の安売り価格

硬そうなタイトルに比べて、読みやすさは抜群です　評価：

読んでいて涙を禁じ得ない。
本書の意図はそういう感情に訴えるものではないのであるが、組織の未熟さにより多くの戦闘で敗退し大量の犠牲を出した事実、実力も志もある将官も「空気」に押しつぶされて散っていった事実、そして何より官僚中心の悪弊が今だにのうのうと生き延びて、この国に蔓延しているという事実。
これらの事例をいくつもいくつも知ることで、疑問や怒りを通り越して、空虚で哀しい気持ちが溢れてしまった。
本書は、見た目がかなり堅いので、とっつきにくいところや、現在とは乖離した過去の検証にすぎないという印象を与えていると思う。
しかし内容は章ごとに細かく別れていて、事実の確認、その背景や原因を簡潔に述べていて、非常に読みやすい。

リーダー不在への警鐘とあるべき姿　評価：

名著「失敗の本質」およびその続編の「戦略の本質」に続く、続編として位置付けられているのが同書です。
簡単に言えばリーダーとはどうあるべきか？という像が、戦時における状況から演繹的に導かれています。
リーダー不在と言われる中において、同書では、下記のようなポイントが特に印象的でした。
「 トップのリーダーシップが不在あるいは弱体であれば中堅レベルにはセクショナリズムがはびこり権力は拡散する 」「 若手に権限委譲し小さい組織を任せるなど、次世代リーダーが実際に権限を行使する場を設け、リーダーの責任を自覚させる手法を徹底すべきであろう 」「 相手の立場に立って考えることができるかどうかが問われている 」同書は、過去にある事象の探求だけではなく、今後どうしていく事が望ましいかがあり、組織を変革したり、緊急時にどのように組織を導くかというリードしていくための参考になる点が多くあります。

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の図鑑　評価：

ＴＶシリーズ（１，２，３）劇場版を完全に網羅した「宇宙戦艦ヤマト図鑑」とも言える作品です。
古代や島などメインキャラの説明はもちろんのこと、１カットしか登場しなかった人物にまで説明文が付いているほど細かく書かれています。
人物説明では準備段階の人物設定まで載っていて、ファンとして嬉しい限りです。
また、ボツになったシナリオも載っています。
人物だけでなく本編内で詳しく説明されなかった戦艦の武装や艦載機の性能、細かいところでは１作目の電気メスまで説明が載っています。
こんなものにも設定が有ったのかと驚くこともありました。

よかった　評価：

復活編をみて過去のヤマトについて色々知りたくなった時この本を知りました。
細かいところまで詳しく記載されていて、参考になりました。
敵戦艦および人物まで紹介されていてとても良かったと思います。
ヤマトファンなら必見です。
少し価格が高いのが難点かな。

伊勢型戦艦　評価：

大和や金剛と言った有名な艦ではない伊勢型戦艦を取り上げ、求めやすい価格で一冊の本にした所が素晴らしい。
又、航空戦艦と言う響が昔の軍艦小僧の心をくすぐる。
大型模型の出来ばえも秀逸である。

軍艦マニアには堪らない一冊　評価：

「航空戦艦」という魅惑的言葉。
その元祖にして唯一の存在が旧日本海軍の戦艦伊勢型。
扶桑型になるはずだった誕生時の話から改装の様子、戦争末期に航空戦艦になるまでの数奇な運命が、詳しい解説と多くの写真で綴られています。
架空戦記でしか航空戦艦を知らない人には是非お読みいただきたい。

目立たない戦艦をまとめた本　評価：

伊勢級戦艦は航空戦艦以外の部分では割と地味で日本戦艦の中では最後に語られることが多いのでこうして特集された本は大変ありがたい。
とはいえやはり航空戦艦改造後の話がおもしろいのはいたしかたなく、伊勢級航空戦艦と空母信濃との関係やら、それに付随し扶桑級戦艦はなぜ改造されなかったかという話が興味深い。
また艦載機が彗星から瑞雲に変わった段階でこの戦艦の役目も終わったという話もおもしろい。
個人的には日向の五番砲塔爆発後の姿を少しでもよいから記載して欲しかった。

発売元のレビュー

伊勢型戦艦―航空打撃力を有する世界で唯一の航空戦艦 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ (26))