司馬遼太郎短編全集 第2巻
新品価格 ¥ 2,200
中古価格 ¥ 250
発売元:文藝春秋 発売日:2005-05-10
十日の菊 評価: 
一、二巻の楽しみに、後世にはない「浪速人情ど根性物」があります。
「大阪醜女伝」もいいのですが、それより好きなのが「十日の菊」。
骨董品に取りつかれた男の悲哀とユーモアあふれる、映画の原作にしたい様な、傑作です。
それにしても、この全集の一、二巻はいいですね。
一読、司馬さんの事がもっと好きになります。
いいぞ、いいぞ 評価: 
戦国時代の茶器にまつわる話、戦後の商人の話、戦国時代の武将や忍者の話などです。
1巻と似て、「有名な人」が主人公でなく、ともすれば、歴史に埋もれてしまいそうな人達の生き方や人生を描いたものが多い印象です。
日本の戦国時代の話も多くなり、逆に海外を舞台にしたものが少なくなってます。
1巻とは文章や調子が、落ち着いたものになっている印象です。
一話一話が長くなっており、50ページ弱の作品が多くなってます。
その分、読みごたえが増している気がしました。
知っている司馬遼太郎の話になってきましたが、まだ「ちょっと違う」印象の話が読めます。
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