陸海軍戦史に学ぶ負ける組織と日本人 (集英社新書 457D)
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発売元:集英社 発売日:2008-08-19
兵も人間である 評価: 
軍隊は「意思を持たないコマのように動く兵隊」が欲しいので過酷な訓練で兵の意思を消し去ろうとする。
けれども将軍を含めて兵自身はやはり少しでも自分の得になるように行動したい。
かくして発生する悲喜劇は今後も永遠に繰り返されるだろう。
日常生活の教訓話としても大いに活用できる。
うまくまとめられた7つのポイント 評価: 
日本陸海軍の、組織としての問題点を7つとし、その事例と検証をうまくまとめています。
そのまま現代の組織論に応用するには陸海軍の歴史(時間の経過と積み重ね)があるので無理がありますが、組織の問題点の把握と日本人の気質は読み取れるでしょう。
そんな組織論としてよりも、戦史を表題の視点からうまくまとめているのが本書の特徴といえます。
しかしいろいろな事例があげられているので、ある程度、明治以降の戦争の経過を時系列に把握していないと理解しにくいかもしれません。
また地図帳も手元において読むことをお勧めします。
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